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自分の辞書を探して2: 学部編

(2019-04-17)
辞書遍歴の続き、
大学の学部編です。

少しだけ戻って、
受験生活の終わりから始めます。

📚

📚

二浪目の3月上旬、
その年の入試も全て終わり、
どこかの大学へは入れる見通し[が]つい[た]ので、
受験勉強はやめました。

それでも英語の洋書を訳さずに読むのは楽しかったので、
趣味として続け、
それを中心として、
自分なりに英語を続けるつもりになっていました。
入学すると決めた大学も、
いわゆる英文科でした。

この時期には、
洋販ラダーの2000語水準の本や、
英語圏の青少年に読まれていた
100頁ほどのペーパーバックを何冊か読みました。
辞書を引かない飛ばし読みも始めました。

英文法の授業で、
第1回は、
英英辞典についての講義でした。
OED などオックスフォード系の辞書、
ウェブスター系の辞書、
そして A. S. Hornby による Oxford Advanced Learner's Dictionary についてです。

ただし、
この時に先生が実際に教室まで持って来て、
私たちに見せてくれたのは、
当時4分冊で発売されていた英和大辞典の第1巻でした。

同じ時期に、
日本の月刊誌『The English Journal』の
別冊『英語の辞書: カタログ●辞書275
というムックが発売されました。
この別冊というより臨時増刊は、
275種の辞書を実際にどこかへ集め、
写真を撮り、
実物を手にとって製作されたように思われます。

私は東京郊外にある大学の近くへ引っ越していましたが、
私鉄に乗って30分かかる新宿まで行き、
紀伊国屋書店の東口本店で毎週のように洋書を見ていたので、
カタログで気になった辞書も手にとって見ることができました。

大学生協の書籍売り場も大きく充実しており、
カタログで知った
Longman Dictionary of Contemporary English や、
The General Basic English Dictionary (C. K. Ogden) も、
実物を手にとって見ることができました。
(この2冊は説明に使う語彙を制限してあり、
英英辞典を使い始める人にお奨めです。)

私自身は、
どういう英英辞典を使えるかで、
自分の英語がどういう水準まで来たのかを判断するようになっていたので、
ネイティヴ向けの辞書を使えるようになりたいと思っていました。

『英語の辞書: カタログ●辞書275』で不思議だったのは、
英文学者で翻訳家だった柳瀬尚紀の記事です。
長くつきあって深い仲になった辞書として、
いわゆる『斉藤英和』を賞賛していたのです。
その記事を読んでも、
この辞書のどこが凄いのかは理解できませんでしたが、
少なくとも訳文が面白い辞書であることは判りました。

大学の方は、
英語というか英米文学の授業が1年から沢山ありましたが、
殆どは英文を読んで訳す方式で、
進度が非常にゆっくりなため、
予習では『コンサイス英英辞典』を引き、
それ以外に好きで読む洋書は、
[辞書を]引いたり引かなかったりという感じでした。

この年の5月に The Lord of the Rings (J. R. R. Tolkien) 全3巻を読むための参考として、
The Complete Guide to Middle-Earth という
ペーパーバックの辞書を手に入れました。
私が初めて使うことのできた
ネイティヴ向けの辞書です。

6月ごろ、
京王線の府中駅前にあった啓文堂書店で、
ペーパーバックで白い表紙の
The Random House Dictionary を手にとって見たところ、
どの単語も理解できるではありませんか。
私は大喜びでこの辞書を買い、
それから暫くは、
これを使っていました。
当時のペーパーバックの殆どが同じで、
1頁あたりの紙の大きさは、
日本の新書と同じぐらいです。
厚さはかなりあるので、
ジーンズの後ろのポケットには入りません。

この年の夏か秋か覚えていないのですが、
ランダムハウスのペーパーバック辞書の親辞典に相当する非省略版の大辞典も
理解できるのではと思い、
大学の研究室や都心の書店で実物を調べ、
大学生協を通して買いました。
The Random House Dictionary of the English Language: The Unabridged Edition です。
当時は最大の英和辞典も小学館のランダムハウスで、
そちらを買った友人もいました。

大きな辞書は、
本棚に立てておくと出すのが面倒になるので、
部屋の机の上に広げっぱなしにしておきました。

その後、
大学などに持って行く辞書は、
The New Bantam English Dictionary に変えました。
物理的な大きさはランダムハウスのペーパーバック辞書と同じですが、
こちらの方が項目数 (収録語数) が多かったのです。

『The English Journal』の別冊は、
翌年に増補改訂版が出たので、
こちらも大いに参考にしました。

それから4年で卒業するまで、
部屋にいるときは Random House の英英大辞典、
出かけるときは、
スポーツバッグに、
New Bantam と、
その時に読んでいるペーパーバックという組み合わせでした。

それ以外の辞書にも関心はあったので、
本屋で見かけたら開いて見て、
"dicitonary" という単語を引いてみたりしていました。

英和辞典は、
以前と同じく研究社の『新英和中辞典』を、
たまに引く程度でした。

和英辞典も必要かと思ったんですが、
当時から、
和英辞典で見つけた単語を使ってそれらしい英文ができるとも思えませんでした。
そこで、
とりあえず小辞典を買っておこうと思い、
研究社の『新ポケット和英辞典』を[買]いました。
年に1回ぐらいは引いたかもしれません。

最後に大事なことを書いておきましょう。
毎日なにかしら洋書を読み、
娯楽として読む本は飛ばし読みもしましたが、
卒論などのために読む本では、
気になる単語を英英辞典で引いていました。
英米文学の古典的名著も何冊か読みました。
大抵の単語は、
バッグに入れて持ち歩きできる辞書に載っていました。
大辞典でないと載っていない単語に出会うことは、
年に数回程度か、
もっと少なかったと思います。

たとえ古くて特殊な単語でも、
古典的な名著に載っている単語なら、
事前に調査は済んでいますから、
持ち歩きできるサイズの辞書にも載せてあるのです。

つづく
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tag : 英語 語彙



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Ryotasan

Author:Ryotasan
今は英語関係の仕事をしていますが、高校時代、英語の成績はクラスで最低でした。英語の多読は1978年からしています。海外経験は短期間の旅行を何度かしただけです。留学したことは無いです。ずっと日本で英語をやってきました。最近、フランス語の多読もしています。

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