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長編ノンフィクションの読みかた

(2014-05-01)
英語の多読をしている人[の]中には、
日本語で得られない知識を増やしたくて
英語の本を読める様になりたいと思っている人も
沢山いるでしょう。

そこで今回は、
英語で書かれた長編ノンフィクションを読み通す方法を提案します。

「ノンフィクション」と言っても、
旅行記・伝記・自伝なども含みます。
英語圏の一般読者むけに書かれた解説や論説の本も含みます。

レヴェルとしては、
最低限、
子供むけの長編を休日に100頁以上は読める人、
できれば、
英語圏の流行作家が大人むけに書いた長編小説を休日に100頁以上は読める人を
想定して書きますが、
近い将来そういう本を読める様になりたいと思っている人にも、
準備としてできることを書いておきます。
写真について、
まず述べましょう。

英語圏で出版されているノンフィクション系の本は、
全体の真ん中あたりに写真をまとめて掲載していることが多いです。
たとえば文字の部分が400頁ある本なら、
200頁ぐらいのところに、
写真がまとめて綴じてあります。
だからと言って、
文章の前半を読んでから写真を見ることが推奨されているわけではありません。
紙の質や印刷技術の関係でそうしている様に私は思います。

そこで、
文章を読む前に中程の写真を眺め、
写真に添えられたキャプションにも目を通しておくと、
その本の文章も理解し易くなります。
ただし、
この時点でキャプションの細部まで理解できなくてもいいでしょう。
写真を理解する手がかりとして、
キャプションの理解できる部分を読み、
本全体を理解する手がかりとして、
写真を眺めるというわけです。

ここまでは、
図書館や本屋でもすぐに実行できます。
英語では薄くて易しい本しか読めない段階の人でも、
将来の準備として、
長編ノンフィクションの写真を眺めてみると、
いろいろな発見があって面白いです。

「写真を見たらネタばれになってしまう」と考える人もいます。
そのあたりは各自で判断して下さい。
英語で長編ノンフィクションを読んだことが無い人なら、
先に写真を見ることで内容を理解し易くなり、
結果的に読み通し易くなると私は確信していますが、
すでに何冊も長編ノンフィクションを読んだことがあり、
1日で200頁以上読めるぐらいの人なら、
あえて分からない状態で読め始め、
謎解きを楽しみながら前半を読む進める方が楽しいこともあるでしょう。

索引についても書いておきます。
本文を読め始める前に、
巻末の付録として索引 (index) の有無を確かめておくと、
読みかたの方針を起て易くなります。

詳しい索引が付いているなら、
あとで細部を確認する作業はし易いですから、
本文を通読するときには、
細かいことを気にせず、
流れに乗って読み進め、
大まかな全体像をつかむことに専念できます。

索引が詳しいかわりに、
非常に簡単な目次しか付いていないノンフィクションも、
英語圏にはあります。
日本で翻訳書を出版するときに、
詳しい目次を追加することもあります。

前書きというか、
"Preface" や "Introduction" についても、
述べておきましょう。
こちらは判断が難しいです。
著者自身による短い "Preface" であれば、
本文の前に読んでおいて損は無いでしょう。
読まなくても支障が無い本も多いです。

"Introduction" については、
本によって違いがあります。
著者以外の人が書いた長い "Introduction" は、
その本を読め始める上で有益な情報が載っていることもあるし、
本文を読み始める障害になることもあります。

私の個人的な経験に基づいて言えば、
"Introduction" は飛ばしても構わないです。
どうしても気になるなら、
最初の1頁を試しに読んでみて、
面白いなら読み続けるの[も]良いでしょう。
飽きて来たら無理をせず、
本文の最初に跳んだ方が、
その本を通読できる確率は高いです。

本文を最後まで通読しないと理解できない "Introduction" も沢山あります。

そういうわけで、
英語の長編小説を何冊も読んだことのある人が長編ノンフィクションを読み始めるなら、
まず写真を眺め、
つぎに索引の有無を確かめ、
長い序文は後回しにして、
大雑把に本文を通読する方法を提案します。



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プロフィール

Ryotasan

Author:Ryotasan
今は英語関係の仕事をしていますが、高校時代、英語の成績はクラスで最低でした。英語の多読は1978年からしています。海外経験は短期間の旅行を何度かしただけです。留学したことは無いです。ずっと日本で英語をやってきました。最近、フランス語の多読もしています。

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