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手の指10本、足のゆび10本

(2013-01-13)
わたしが2012年に読んだ絵本の中で1番のお薦めです。
かわいらしい赤ちゃんたちが登場する英語の詩です。

作者自身による朗読の音源や映像も紹介します。

Ten Little Fingers and Ten Little ToesTen Little Fingers and Ten Little Toes
(2009/08/03)
Mem Fox & Helen Oxenbury

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この本の文章は、
さまざまな地域のさまざまな赤ちゃんを比較し、
どの子も手のが10本で、
足のゆびが10本という内容の、
短い詩です。

書いたのは、
オーストラリアの作家メム・フォックス (Mem Fox) さんです。

挿絵を描いたのは、
ヘレン・オクセンバリー (Helen Oxenbury) さんです。
詩の内容を忠実に視覚化してあります。

ここで一つ強調しておきたいことがあります。
題名にもある "ten little toes" という表現についてです。
これは赤ちゃん一人ひとりの両足に生えている
小さな10本のゆびのことです。
つま先が10本という意味ではありません。(^-^;)
"Ten little fingers and ten little toes" という形で繰り返されるので、
素直に読めばそう解釈するのが自然だと思います。

メムさん自身の公式サイトには、
この詩を書くことになったいきさつが、
公開されています。
詩の文章自体も読むことができます:
そのときは米国に来ていて、
執筆していた別の作品が気に入らず、
自分の才能に絶望し、
出版エージェントに廃業の電話をし、
飛行機を乗り継いでオーストラリアへ帰る途中にこの短い詩を思いつき、
旅行中に書き上げてしまったそうです。

アイデアの源になったのは、
ボストンでのサイン会に親たちが連れて来ていた沢山の赤ちゃんたちだとも言っています。
さまざまな人種や民族の個性的な赤ちゃんたちと接し、
世の中から差別や争いを無くして行きたい気持ちと重なり合い、
この詩の内容を思いついた様です。

メムさん自身による朗読は、
次のサイトで聴くことができます:
ユーチューブ (YouTube) には、
メムさん自身によるこの絵本の紹介と歌の映像があります。
英国・米国で出版されている本と、
オーストラリアで出版されている本で、
それぞれの表紙を見せて、
自作自演の歌も2種類のヴァージョンを披露しています。


この本にはボードブックとソフトカバーがあるので、
ネットなどで取り寄せる人は注意して下さい。
子どもたちがオモチャとして振り回しても構わない本をお望みなら、
厚めのボードブックがお薦めです。

ソフトカバー (ペーパーバック) の本にはオマケもあります。
洋書のソフトカバーには珍しく、
コート紙によるダスト・ジャケット (カバー) が付いているのです。
このジャケットを外して広げると、
横長の大きなポスターになっています。
表紙の右上の方に印刷してある
"EXCLUSIVE
First
Nursery
Poster
INSIDE"
という丸いシールが目印です。

以上、
このメム・フォックスさんの詩にヘレン・オクセンバリーさんの挿絵を付けた絵本 Ten Little Fingers and Ten Little Toes について、
に関する日本語と英語の違い、
作者の朗読と映像、
執筆のきっかけや作者の考え、
造本のことなど、
色々と書きましたが、
最も大切なのは、
リズミカルな詩と愛くるしい挿絵を楽しむことです。
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tag : 英語 絵本



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はじめまして! 豪在住のyukaffeと言います。
SSSの掲示板のコメントを見て、こちらにたどり着きました^^;
大好きな作家さんの紹介をこんな詳しく!!
思わず、見入っちゃいました! ありがとうございます!
オーストラリアにいてもそれぞれの国で表紙が違って出版されているとは
知りませんでした。
何年か前にこの本で賞を取っていたので、それ以来、
気になる絵本作家さんの一人で、古い絵本などを図書館で見つけては、
借りて楽しんでいます。 それでは、また遊びに来ますねぇ〜!!
プロフィール

Ryotasan

Author:Ryotasan
今は英語関係の仕事をしていますが、高校時代、英語の成績はクラスで最低でした。英語の多読は1978年からしています。海外経験は短期間の旅行を何度かしただけです。留学したことは無いです。ずっと日本で英語をやってきました。最近、フランス語の多読もしています。

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